スポーツ選手の病気 イップス

イップス

スポーツ選手を苦しめる病気にイップスというものがあります。和訳すると「子犬が吠える」ですが、これは試合中などプレッシャーがかかる時に極度に緊張して本来のプレーができなくなる病気です。スポーツ選手は身体能力が他より優れ日々トレーニングをしてスキルに磨きをかけていますが、イップスになると体が震えたり固まったりして意図するように動くことができなくなります。

本来ではありえないようなプレーミスをするので、成績を残すことができず引退するスポーツ選手も多いです。ゴルフと野球をする選手に多く見られ、弓道や空手など精神面もよく鍛えられる武道でも発症します。原因は過去に試合で大きなミスをしてしまったなど、苦い経験をすることです。

緊張や後悔などのネガティブな感情が次のプレーにも影響を与え、次々とトラウマを生みます。真面目で責任感が強い人ほど1回のミスでも自分を責めてしまい追い詰められるため、自分1人で負のループから抜け出すのが難しいです。

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